採種からの発芽(甘長唐辛子編)無限甘長唐辛子!
小さなベランダで色々な植物を育てることに挑戦しています。簡単な野菜、球根、多肉などなど。
無限甘長唐辛子だなんて、さほど興味を持つ人がいなそうなことを言ってみましたが、甘長唐辛子、結構簡単に種を取って育てることができます。
ここでは実際私が行っているやり方を簡単に紹介したいと思います。
私は3年ほど毎年甘長唐辛子の栽培をしているのですが、苗や種を買わずに採種をしては次の年にその種から育て、また採種しては育てというのを繰り返しています。
つまり1度苗を買ってから、毎年新たに苗を買うことなく種を採ってはその種から育て甘長唐辛子を楽しんでいるのです。
無限に甘長唐辛子を楽しんでいるのです。
ちなみに種類は”甘とう美人”です。
甘長唐辛子歴
いつだか、おそば屋さんで夏野菜の天ぷらを頼み、その時に食べた甘長唐辛子の天ぷらがとても美味しかったので、数年前に甘長唐辛子の苗を買って育ててみることにしました。
結果は
思ったよりは採れなかったのですが、まぁまぁ20本くらいだったかな?それらを天ぷら、焼いて醤油、焼きびたし、と美味しくいただきました。
そして、その年に秋口まで粘って楽しんでいたのですが、粘りすぎで気づいたら実が赤くなってしまったものがあり、そのまま放置…
そろそろ実も大きくならなくなってきたし、終了だなと。そしてどうしようかな~と思っていたところ、種を取ることが出来ると知り、放置していた実があるのでこれはちょうどいいと思い挑戦してみることにしました。
実際に私が行っている採種までの過程
(※先に私の住む場所は神奈川の南の方なので、ちょっと暖地よりです。あくまでそこでの例になりますので、季節や気温で時期は異なると思います。)
①とりあえず夏まではどんどん育てて実を採って楽しみます。
②秋口まで甘長唐辛子を採って楽しんだら、実を2つくらい取らずに赤くなるまで放置。
そして、赤くなってちょっとしおってきたら取る。この時10月後半~11月くらい。
③取ったちょっとしおった実は、腐らないよう通気性のよいネットに入れてぶら下げて放置。
私はキッチンにある棚のはしっこに、キッチン用排水溝ネットに入れてぶら下げていました。
④実が乾燥してからからになってきたところで、切り開いて採種。この時だいたい年末くらいです。放置して2ヶ月くらいたっているので若干忘れていました。(他の年には更に忘れて、3月初め頃まで放置していたものを開いたことがありますが、それでも種は無事なのがあり、ちゃんと発芽しました。)と、かなりアバウト。たぶん種が腐らなければいつでも大丈夫なんじゃないかと。
からから、というのは、実の部分が乾燥してきてすこし固くなっているくらいで大丈夫かと思います。
中の種を取り出す。場所によってちょっとカビが生えてしまっているものもあったりしますので、それらは捨てる。なるべくキレイな種を厳選する。
この時に種の中身がちゃんと詰まっているかどうかを、水に入れて確認したり出来ますが(浮かぶものは中身が空)、まぁ種まきの時に何粒も蒔いて出てきた芽を育てるので、私は特に気にせずそこまではやりませんでした。今のところ空で発芽しなかったものはそんなにないです。また濡らすことで腐ってしまったりカビが生えたりって心配もありますし、種を販売するわけでもないですしね。(種苗法って言うのがあり、自家採種してはいけないものもあるので注意して下さい。詳しくは農林水産省などをご確認下さい。)
⑤蒔時(春先)まで保管。封筒や紙に包んで冷暗所で保管。湿気があったり暖かいとあまり良くないようです。とはいえ私は普通に暖房も使う部屋で保管しましたが大丈夫でした。
暖かくなってきたらいよいよ種まき
3月後半から4月初めくらいの暖かくなってきたところでいよいよ種まき。
寒すぎると芽が出てこないし、暖かくなりすぎると(5月後半とかだと)苗から育てるのと違って実をつけるまでに時間が掛かるため、結果あまり採れなくなるので注意。(やっと実ができる頃にはすでに8月なんてことになったりします。)
何気に発芽まで2週間くらいかかります。あれ、ダメかな?と思ったところで、
あっ!ちょっと芽らしきものが出できている!
ってあの瞬間はちょっと嬉しくなります。
そして更に何週間かしてポットまたは鉢に植え替えます。
あとは大きくなるよう適度に水遣りに肥料、病害虫対策を怠らず、実ができるのを気長に楽しむって感じです!
甘長唐辛子の採取〜発芽は意外と簡単だと思います。是非チャレンジ、無限甘長唐辛子。
ここ数年こんな感じ↓に甘長唐辛子を楽しんでいます。
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